「古い町家」探しは大変

”関宿”まちなみ暮らし
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 古い建物に住むことは昔からの夢だった。

 サラリーマンの父、専業主婦の母、兄弟2人の4人家族で、絵に描いたような核家族で、ごく普通の家庭に育った。兄弟2人は家を継ごうなどとはまったく考えもせず、郷里を離れて学生生活を送り、そのまま仕事に就いた。まったくの根無し草だ。

 何とか落ち着きどころを探そうとした時、歴史を刻んできた古い家はたいそう魅力的だった。自分の人生を豊かにしてくれる、太い根っこのように思えてしようがなかったのだ。

「関宿」は古いまちなみ。築100年をこえるような古い建物が数百棟ある。

 田舎では過疎化・高齢化で空家が増えているという。

 田舎なので住宅地に家を構えるほどには費用がかからないはずだ。

 古い家を買うなど“物好き”のすること。競争相手はいないだろう。

と、買い手市場だといわんばかりの事情を勝手に並べ立てた。

関宿 新所 中木戸のまちなみ

私の希望はといえば・・・・、

 ・古い町家を手に入れる以上、歴史のある建物がいい。

 ・古い町家特有の通り土間に黒光りする大黒柱。

 ・土間には吹き抜けがあり、煤けた大きな梁が交叉している。

 ・床・棚のある座敷とこれに面した中庭。

 ・敷地奥に土蔵でもあれば言うことなし。

 ・住むことを考えると、居間・寝室・台所に便所、できれば書斎も欲しい。

 ・車を置けるスペースは必須。

 ・なるだけ室内が明るく、湿気ないように通風の良い家がいい。

 不動産屋さんにこうした希望を伝えれば、全部とまでは言わないまでも、希望のいくつかがそろった丁度よい物件が紹介されるものと考えていた。

ところが、ことはそう簡単には進まない。

 そもそも不動産屋さんには私が欲しい“古い町家”物件のストックはなく、紹介されるのは古いまちなみの周辺にある住宅団地の築10年から20年程度の中古住宅物件ばかりなのだ。

確かに、敷地はそこそこの広さがあり、部屋数も十分。値段も手ごろで、リフォームすれば新品へと大変身。そんな不動産屋さんのプレゼンはもっともなんだけど・・・、私が望む“古い町家”には行き当りそうにないのだ。

 そこで、方針を大転換することにした。

まずは、古いまちなみに住んでいる知り合いを作ろう。

そして、そこから得た情報を、自分の目と足で一つひとつ確認していこう。

そう、先人はよく言ったもの。“急がば回れ”である。

何のことはない。振り出しに戻ってしまったのだ。

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